ブリスター包装に新たな付加価値を!


ちょっとオーバーな話かもしれませんが・・ 

もしかすると、
これが新しい潜在顧客を産み出す手段になるかもしれない・・・
ということを、初めにお伝えしておきます。

   **このページの目次**
     ☑ 目の見えない人はどうやって買い物をするの?
      ☑ 見えない人にも安心して買ってもらえる環境を!

     ☑ 〇〇することで、新しい価値を産み出す!
     ☑ 企業ブランディングの秘策になる!
     ☑ 包装の〝バリアフリー化〟というムーブメント。
     ☑ 〝思い込み〟を捨て、新しいアプローチで!

☑ 目の見えない人はどうやって買い物をするの?

ある時、ふと、こんなことを思ったのです。

  目の見えない人は、どうやってモノを確認して買い物をするのだろう?? 
   触って確かめるってと言っても、パッケージの上からではわからないじゃない?

なんでこんなことを思ったのか・・?


これは、自分でもよくわからないのですけど、
自分の中からふ~っと湧きでてきた想いというか感情だったんです。

それで、偶然にも、友人の中に親が盲学校で教師をしていた
という人がいたことを 思いだして、さっそく、こんな疑問を投げかけてみました

目の見えない人って、商品の中身の特定はどうやってるの? 

そもそも、買い物はどうやってるの? 知人に頼むの? 
それとも、店に行って店員に頼んでとってきてもらうの??

店員に伝えて探してもらったり、知人に頼んで買ってきてもらったりって、
それはイメージできるのだけど・・ でも、

〝手渡されたモノがホントに自分が頼んだやつかどうか〟
って、どうやってわかるの? 

全面的にお願いした人を信用するしかないのかな?

まさか、こういうことはないとは思うんだけど・・・ 

イケズな(意地悪な)人なら、わざと別なものを渡すことだってあり得るよね?

そうじゃなくても、間違って渡してしまうことだってあるだろうし。

例えば、
歯ブラシなら『ふつう』が欲しいって頼んだとしても、
それが、『かため』なのかもしれない。

目の見えてるボクらは、パッケージの文字をみて判断することができる。

でも、見えない人はそれができないから、
パッケージをあけるまでわからないんじゃないのかな??

その人の親に聞いてもらって、出てきた答えは、

本人たちには確かめる術がないので相手を信用するしかない・・・


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☑ 見えない人にも安心して買ってもらえる環境を!


〝目の見えない人が、どうやって買い物をするのか??〟

正直に言って、
ほんとに申し訳ないことなのですが、
このことについては、今まで全く気にも留めていませんでした。


思ったことも、考えたこともなかったんです。


でも、
あるご縁で、全盲の方と知り合うことができ、
目が見えないということの実際を聴くことができたんです。


その方曰く、

『ボクは、生まれた時から光を失っているので、これが当たり前の世界だと思っています。 
でも、病気や事故で途中から見えなくなると戸惑うでしょうね・・』

・・・と、言われました。。


補足してお伝えすると、
目が見えないという方のパターンには2つあります。


ひとつは、前述した方のように先天的、つまり、
生まれながらにして見えない場合と、

後天的、つまり、以前までは見えていたのだけど、
病気や事故で見えなくなってしまうという場合です。


と考えるなら、
誰にでもその可能性はゼロではない・・というわけですよね。


〝オレは、見えているから大丈夫! だから、関係ない〟という理屈は、
もしかしたら絶対ではないのかもしれません。


では、ちょっと、ご自身の日常を思い返してください。


例えば、買い物に行くという状況。

買い物にいって店に並んでるモノを見渡してみれば、
野菜コーナーであれ、肉・魚であれ、文房具にしても、日用品でも・・

十中八九、『目の見える人が前提』 になっていませんか?


これって、意識してみないと気づかないことだと思います。
だって、〝見える〟 ってことが当然で生きてる者にとっては、
それがごく自然で当たり前のことだから。


では、〝見えない〟ことを前提とすれば、どうでしょう?


お酒や洗剤など、ごく一部には 対応してるものもあるけれど、
それもほんのごく一部です。


パーセンテージにして、1%もないんじゃないのかなぁ・・・。


そこで、思ったんです。

包装に携わっている自分にできることはなんだろう?
自分たちが創ってる機械でできることはなんだろう??

・・・と。
                                                   

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では、

ボクらが携わっているブリスター包装ではどうなんだろう?

と、思ったわけです。


そこで、ちょっと考えてみました。


そもそも、ブリスター包装の最大の利点は、〝中味が見えること〟
透明の容器を使って中身を見せることを売りにしています。

でも、逆を言えば、これって、
目の見えない人にとっては全く関係のないことですよね。


むしろ、
容器が邪魔になって中味を触ることができないし、
触ることの妨げになってしまっている
のだから、彼らにとっては
嫌な包装のひとつになっているんじゃないでしょうか?



では、

どうすれば目の見えない人にも使いやすくなるのだろう?

そんな風なことを、自分に問いかけてみました。


すると、答えが降りてきたんです・・。


       て ん じ・・・  
       ・・・  点字!!!  


それとともに、母親が点訳(点字に翻訳すること)のボランティアを
やっていたことを思いだし、点刻器(※)が工場に置いてあることを思いだしました。
(※ 点字を打つ道具)

ガサガサとボランティア用の器材を漁ってみると・・・

・・・ あった!!

『やった! これが使える!』

と直感的に閃きました。


おまけに、
点字の打ち方とか、点字のコード表まで揃っていました。(*^-^)ニコ


これを使って、 試しに手持ちの台紙に点字を打ってみたんです。


窪みのあるプレートとマス目のプレートの間に紙を挟んで、
点字記号のパターンにピンをたてて点字の凸面を得て、
点字を打っていきます。


ブリスター包装で使われる台紙は、
そこその厚みがあるのできれいな点字が打てました。


    なかなか、ええ感じ!! (*^-^)ニコ


ちょっとした手ごたえを感じつつ、 じゃぁ、
この機構をどうやって機械に組み込めばいいのだろう・・・??


手作業でできたとしても、
機械化できなければアイデアとしてふいになってしまいます。


イメージを沸かせながら、、、、、
下側に窪みのある型と、上側にピン・・・。
型とピン・・・ オスとメス・・・ ?!


       !!!!! わぉっ !!!!!


点刻器の構造をよく観察していると、
意外と簡単に機械化するヒントが見つかりました。 


なんで簡単に見つかったか? 

っていうと、うちで創ってるブリスター包装機の機械的な構造が、
そもそも、そういう構造をしてるからだったのです。 (*^-^)ニコ


そう、まるでこれを待っていたかのような構造! (笑)


どういうこと?  って、思われますよね  (* ̄ー ̄*)ニヤリッ
・・・・ ちょっと、説明しますね。


うちのブリスター包装機の溶着方式は、下熱方式・・・
つまり、ブリスター側から熱をかけて
ブリスターと台紙を上下で挟み込むような方式を採用しています。


下の図のようなイメージです。

この方式でブリスターと台紙の溶着を行うにあたっては、
ブリスターが下型の縁にあたって溶けてしまう可能性があるため
繰り返しの停止精度や比較的高い位置精度が求められます
それゆえ、もともと精度の高い機械構造で設計を行っています。


・・・ すなわち!


     窪み(下型)とピン(上型)をそのまま組み込めるのではないか? 


これができたら、包装過程で点字を入れることができるんじゃないのか! 
だとしたら、現状での包装資材が使える!  ・・・ と。

ということで、すぐにメカニズムがアタマに浮かんできました!


そうそう・・


もしうちが、世間的に知名度の高い 『平版上熱方式』  での機械を
創っていたとしたなら、たぶん こういう発想は思いつかなかったと思います。


なんでか? っていうと、
平版上熱方式の機械的な構造では、それほどの停止精度は要求されないからです。


言い方が悪いかもしれませんが、〝雑でもOK〟 なんです。

しかも、
圧力が強すぎて、点字器が実装できたとしても潰れてしまう可能性が高い

なんせ、
上熱方式でのブリスター包装機は、加圧に3トン以上はザラですので・・・。 
(^_^;)

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☑ 企業ブランディングの秘策になる!

ブリスター包装に限らず、包装品に点字をつけるということは、
商品企画等に携わられている方なら、たぶん容易に発想できることなのかもしれません。


市場を見渡してみれば、酒類、シャンプー・リンスの類、塩素系の液体洗浄液、
あとは、スライスハムとか、ふりかけの一部とか・・。


対応されているものはあるものの、まだまだごく一部のような感じですよね。


恐らく・・・ これは、私見なのですけど、
普及に至らない理由の一つが〝コスト〟だと思っています。


たとえ企画を考えたとしても、コストという障壁がのしかかり
前へ進まないことは 容易に想像できます。


なぜなら、点字を施した資材を扱うということは、
資材自体の単価が上がってしまうからです。


ブリスター包装を例に挙げてみると・・・。
台紙に点字を入れるせよ、ブリスター容器に入れるせよ、製作過程で、
点字という工程が増えるのであれば単価があがるのは必然ですよね。


それに、資材自体の単価に加えて、〝資材の管理〟という面での問題が生じます。


対応する品種が多い場合には、それごとに管理する必要が生じて、
それなりの管理スペースも必要になってきます。



また、管理の仕方によっては、施された点字が潰れてしまう可能性があります。


管理も言い換えると、コスト ですもんね・・。


でも・・・
もしも、ブリスターの包装過程で点字をつけることができるとするならどうでしょうか?


現行の資材を変えることなく・・・つまり、
仕入れ単価を変えることなく、自社の中でできるとするなら・・



・・・ どうですか?


その付加価値は、目の見えない人にとって素晴らしい価値であることは
言うまでもありません。


それは、同時に
『社会貢献』という企業イメージに対する付加価値でもあります。


ブランディングが叫ばれている時代にあって、
社会貢献で企業イメージを上げるということは、
ひとつの優位性を上げることともいえる
のではないでしょうか?


あ、でも、もうひとつ普及していかない理由がありました・・。(T□T)


それは、

日本人という気質によること。

もしかすると、これが一番大きな理由かもしれません。

〝変ったことをしたくない。〟
〝誰か、どこかがやってから・・〟
〝今のままでええやん。〟

という日本人独特の文化というか、考え方が障害になってることは
否めないです。


現に、この件を会う人にお伝えしてると、

『こういうのは、ある種の団体でやるべきだ』 とか、
『うちの製品には関係ないし・・』とか、
『他がやってるんだったら』とか・・。

返ってくる言葉は、決まって、そんな感じなのです。


環境問題などに敏感に対応してるとHPで謳ってる会社さんでさえ、
出てくる答えは、ほぼ同じ。

ん・・・・・・。 という感じです。(T□T)


ちなみに、↓ これが点字サンプルです。『ナイフ』と書いています。


こっちが歯ブラシへの点字サンプルです。『柔らかめ(やわらかめ)』と書いています。

※ 点字は、台紙面でも、ブリスター容器面でも可能です。
  ただし、ブリスター容器の場合は、形状によります。

  (本技術は特許出願中です。)


※※ ここに写っている製品は、あくまでもサンプルです。
   実際に販売されているというわけではありません。 
   採用されて、早く店頭に並ぶことを望んでいますけど・・。

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☑ 包装の〝バリアフリー化〟というムーブメント。

ご周知のことだと思いますが、平成28年4月より、『障害者差別解消法』
という法律が施行されましたね。どんな法律か? というと、

障害のある人もない人も共によりよく生きる社会をつくること。

を目指して制定された法律です。


恥ずかしい話、
ボクは点字のことを勉強しだして、この法律を知りました。


ボクはその立場にないので、偉そうなことは言えないのですけど、
『見えない状態でモノゴトを判断する』って、すごく難しいですよね。


試しに、目隠しして生活してみてください。
どれほど、視力に頼ってるかがわかるはずです。


以前放送された、あるテレビ番組でのコトなのですが、
その方は、事故で光を失ったと言われてました。


それまで、当たり前に見ていた風景が、
事故を境に全く見えなくなってしまったと・・。
誰にでも起こり得ることであって、可能性はゼロではないわけです。


それを想えば、ほんの些細なことでも、
自分たちが何かしらの行動を起こしていけば、
彼らのバックアップにつながっていくのではないか? と思うのです。


パッケージのバリアフリー化ともいえる新しいムーブメント


よりよく、より優しい社会になっていくために、
モノづくりに携わってる者の視点で アプローチしていきたい
と思ってます。

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☑ 〝思い込み〟を捨て、新しいアプローチで。

ブリスターへ点字を打つ仕組みを考えた後、

      点字をパッケージにとりいれられては? 
 

というお話をさせてもらってるのですが、 皆、決まったように

うちの商品は、視覚障がいの方には関係ないから。 とか、
そういう人はうちの商品を使わないので。 とか・・

そんな感じなことを言われます。


・・・でも、本当にそうなのでしょうか?


目の見えない人にとって、本当に、
あなた方の商品は関係のないモノなのでしょうか??


たしかに、目が見える健常者の目線で判断すると、
『見えてないのだから、使えるわけがない・・・』と、
条件反射的に捉えてしまうのかもしれません。


ボクもそう思っていた ひとり ですので
そう思ってしまう気持ちもわからなくはないです。(^_^;)


しかし、あの日を境に、ボクが抱いていた感情とか、認識は
一気にガラッと変りました。


前述の通り、実際に目の見えない方とお会いする機会があって
自分の考えや認識が誤りであることに気づかされたのです。


お会いした彼は、生まれながらにして全盲の方だったのですが、
その彼曰く、

ハサミやカッターも普通に使うし、その他の文房具も使っています。
日常生活も、他の人たちと同じようにやってますよ。

・・と。


ボク自身、もう興味津々で、

『どうやって使うんですか? どうやってわかるんですか?』

失礼なくらいに聞きまくってしまいました。 (汗)


実際に当事者から話を聴いてみて、
いかに自分が固定概念で見ていたか! ということを痛感させられました。

目が見えない = 何もわからない、何もできない。

これって、まさに、自動思考ですよね。(汗)  
実は、問題はそこなんです。


目が見えないから・・・

ハサミは使えないだろう、文房具なんて関係ないだろう、
化粧品だって使わないだろうし、刃物なんて絶対使えない。

なんて思うのは、こっちの勝手な思い込み・・ですよね?


それは、相手に対して、
とても失礼なことをしてしまっているということ。


ただ・・・少し残念だと思うのが、
目が見えないという最初のとっかかりがわかりずらいということなんです。


どういうことか? というと、見えてるボクらは見えてるから、
形とか、色とか、『視覚的要素』から理解していきます。


でも、目の見えない彼らは、触覚とか嗅覚とか、
見えること以外での手掛かりで理解しようとします。


そこが大きな壁になっています。


なので、その辺りをもっとわかりやすくできれば
お互いにもっと使い勝手がよくなるはずなんですよね。


それに・・・ 
その辺りに対応していくことが、これから 『超』高齢化社会を
迎えていく我々にとっても より有意義なことになっていくのだと考えています。


それが次世代への〝備え〟になっていくのかなとも思っています。

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  (注意: 役所の番号と似かよってるみたいなのです。 (汗) )

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図面描きや、創作作業に没頭していると電話に出にくくなることもあります。(滝汗)

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