【ブリスターパック】木型を使ったブリスターパックの処理は、実は、思われてるほど作業効率がよくないんだよ。その1

こんちは、

大阪・柏原市で
“時短設計” な発想で、ブリスターパックに携わられてる包装の現場への
最高最善な仕組みをワンオフ(テーラーメード)で手掛けていますっ。

 

窓を開けて寝ると、結構寒かった・・。 (^_^;)
だんだんと、布団が恋しい季節になってきたね。

 

こんちは、ブリスターパック・ラボ 担当のケタローです。 (/*^^)/ハッロ-!!

 

今日は、
先日、ブリスターパックをされている某社の方と話をしてた時に気づいたことを少々。

その会社さんは、古くからブリスターパックを扱われている。

 

そこでのスタンスは、木型を使った多数個取りの作業。

会話の中で、

多数個取りが、本当に操作性・作業性にすぐれ、効率がよい方法だといえるか?

っていう話題になった。 いろいろと対話してると、

その彼曰く、

昔から、そういう格好で作業してきたから、その作業スタイルがどうのなんて
考えたこともなかった。 それが、当たり前でやってきたから・・・。

って。

 

・・・・ だよね。

それしか知らない状況なら、それが 『正しい』 と思い込んでしまって、
それより先の進歩ができないのだよね・・・。 (^_^;)

 

現状で言えば、
ブリスターパックの作業は、木型による多数個取りが主流となってる。

 

木型構成

 

今もなお、それが 『当たり前の方法』 であって、『効率がいい方法』
だと思われている。

 

なんでかって、
前述の彼の話のとおり、それ以上の考え方でアプローチされてなかったから。

 

では、
果たして、ほんまに多数個取りが効率がいい方法なのだろうか?

 

多数個取りの考え方が 『当たり前』 になった経緯を考えてみた。
簡単に言えば、『メーカーの原理』 も作用してると思うのだけど・・・。 (^_^;)

 

端的に言えば、ごく単純なことなんだと思う。 つまり・・・

 

一回の動作で、たくさんの処理ができるんだったら、それは効率がいい!

・・・はずだ。

 

って。

 

木型によるブリスターパックの処理は、
台紙の裏面(能書きが書いてある面)に熱板をあて、溶着する面の糊を溶かして、
ブリスターの透明容器と台紙をくっつける。

台紙の裏側 ・・・・ つまり、糊面とは逆側の面から熱をかけるため、糊が溶けるまでの
一定時間、放置しておく必要がある。

 

私見なんだけど・・・

多数個取りに至った経緯は、恐らく、その時間に起因してると考えることができる。

1個でも、2個でも、3個でも・・・ 要は、溶着する時間は絶対必要になるのだから、
同じ時間を放置させるのであれば、多く、仕掛ける方がいいんじゃないのか?

っていう理屈。

 

そう思うと、確かにうなずける。

それに、木型によるブリスターパックの処理は、
熱板とそれを押さえる機構さえあれば溶着ができるのだから、至ってシンプル。

なので、多数個取りへのリクエストには応えやすかった・・・。

 

が、

逆の見方をすれば、その方法や対応が誤った認識を植え付けさせてしまった・・・
のかもしれない。

 

まず、
溶着の考え方に与えた影響が大きいんじゃないのかな。

 

溶着の大前提は、糊で 部材をくっつけること。

熱で溶ける糊を使用するので、ごく簡単に言えば、そのための温度管理を行い、
接着面を均一に押さえ さえすれば、均一にくっつけることができるのだ。

大事なポイントは、糊への温度管理と、溶着に要する時間の管理のみのはずで、
圧力は指して問題はないはずなのだ。

・・・ところが、木型での溶着においては、状況が一変するようだ。

 

この溶着の考え方が、圧力に傾いてしまったのだ。

 

なぜか?

 

それは、複数個並べる所為で面のバランスがとれないから。

どんな製品であっても、個体差 が存在する。

これをバラツキともいうのだが、
1枚ものの面ではないので、並べた際には少なからず、凹凸が発生する。

これをなくす(軽減)させるために、巨大な圧力をかけて、『面を均して』
溶着するという発想が生まれた。

凹凸を均等にするためには、それなりの圧力が必要になってくる。
最低でも2トン。 大きいモノで10トン以上の圧力をかけて処理が行われている。

それが、糊で付ける 溶着 というよりも、圧力で付けるという “圧着” のイメージ
という誤った認識を生んでしまった。

ちなみに、処理はこんな感じで行われる。

木型上熱式の構成

 

ちなみに・・・・

ブリスター包装に携わるほとんどの人が、
“圧力でくっつける!” と思い込んでしまっているのもこのためだろう。

これは、誤認。

というよりも、木型を使うために圧力が必要になるというのが、本当のところ。

 

圧力とともに、もうひとつは 時間のコントロール。

圧力で均した上で、一定以上の時間を印可することで、『平均的な』 溶着を
実現している。

 

これは、
逆を言えば、必要以上に時間をかけなければ、溶着できないという状況を
産み出しているのだ。

木型での処理の弱点は、ここにあるといってもいい。

 

・・・って、この話を書くと少しながくなりそうなので、次回に回すことにするね。

(*´ー^`)ゞてへへ

 

 

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ここの住人。

けたろー
けたろー包装機械相談士
ブリスターパック・ラボのけたろーと申します。
ブリスターパック(ブリスター包装)について、
もっと知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。
なお・・ うちは資材メーカーではなく、機械メーカーです。
現場に最適なブリスター包装機をワンオフで製作してますっ!

人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけに
なれば幸いです。