【ブリスターパック】木型を使ったブリスターパックの処理は、実は、思われてるほど作業効率がよくないんだよ。その2

こんちは、

大阪・柏原市で
“時短設計” な発想で、ブリスターパックに携わられてる包装の現場への
最高最善な仕組みをワンオフ(テーラーメード)で手掛けていますっ。

朝から雨模様。 雨を繰り返して、段々と秋が深まっていくんだよね。
ひと雨1度 っていうそうな。

こんちは、ブリスターパック・ラボ 担当のケタローです。 (/*^^)/ハッロ-!!

 

さて、今日は前回の続き。 (^^ゞ

木型を使ったブリスターパックの処理は、実は、思われてるほど作業効率がよくないんだよ。

って話の その2。

木型での処理は、
必要以上に時間をかけなければ、溶着できないという状況を産み出していて、
それが弱点になっている ・・・ っていうことをお伝えして終わったのだけど・・・

あ、前回の話は、こちらからどうぞ。 (^^ゞ ⇒ その1。

 

じゃぁ、なんで、これが弱点になるのか?

っていうとね・・・。

 

まず・・・。

ブリスターパックされた商品で、台紙がものすごく反ってるのってみたことない?

 

・・・ もし、
それを探すのであれば、たぶん、100円ショップでみるのが手っ取り早いと思う。

結構、反り返ってのがあるよ。 (^_^;)

あ、ドラッグストアなんかでもみれるね。 リップクリームとか・・。

 

この 台紙が反る っていうことが、木型を使った作業での弱点になるんだ。

 

台紙の反りが発生してしまうことで、結局それが、パックされた製品自体の見場を落として、
商品そのものの価値を下げてしまうという結果を招いている。

平たく言えば、安っぽくみられてしまうっていうことであって、購買者に対して、あんまり、
いい印象を与えないんだよね。

 

実際のところ、
ブリスター方法自体が高級感を与えるような包装形態ではないので、
反り返った台紙の姿を見せると、より一層チープな印象を与えてしまうんだ。

 

では、なぜ、台紙が反るのか?

 

っていうと・・・  それは、熱のかけ方に起因してる。

 

木型による方式では、糊を溶かすために糊がついてる側とは反対の方から、熱を印可する。
つまり、台紙の厚みを通して、糊を溶かす。(図参照。)

 

木型の熱印加

 

台紙の厚みを通すので、おのずと、熱の印可時間も長くなる。

しかも! ここからが大切! (* ̄ー ̄*)ニヤリッ

 

多数個取りなので、全ての台紙の糊を溶かすためにはそれなりの
時間が必要
になるってこと!

 

それに! これも、ポイント! (* ̄ー ̄*)ニヤリッ

 

台紙側からの熱印可の弊害は、台紙が反ることだけではない。

台紙には水分が含まれている。
熱をかけることで、それが蒸発し、容器の内部に侵入するんだ。

つまり、容器の中に水滴ができるのだよ。

これは、金属製の製品にとっては致命的だよね。 錆の原因になりうるから・・。

 

 

そうそう、木型を使った処理でも、台紙が反らない方法がある。

それは、インパルス方式というタイプ。

 

インパルスの処理って、どうやってるか? っていうとね・・・

 

う~んと・・・ そう、

小学校くらいの時に、電池にニクロム線をつないで電流を流すと
真っ赤になって・・・・ っていう実験した・・・・よね?

ニクロム線の実験 こんな感じの実験。

 

インパルス方式の原理は、それの応用。

木型上で、容器のシール面になるところに抵抗電線を敷いておいて、
シールする際に、大電流をそこに与える。

と、電線に熱が発生して、それで糊を溶かして・・・ っていう仕組みなんだ。

インパルスシール

 

ちなみに、短時間に大電流を与えることをインパルスというので、
この呼び名があるんだけどね。 (^_-)—☆Wink

この方法を使えば、糊面側から熱を印可するので、台紙は反らない。

ところが、一つ問題があるんだ。 ・・・・ 致命的な問題。

 

それは、完全な密閉状態にはできない・・・ っていう点。

なんでか? っていうと、繋げてしまうとショートしてしまうから。 (^_^;)

 

インパルスシールの特徴

それに、型代が少々高くなってしまうというのも難点だね。

 

・・・っと、
作業効率の話からは、少し外れてしまったみたいだね。 (^_^;)

けど、木型の作業をする上では、外せない知識だと思うんで。 (*´ー^`)ゞてへへ

 

長くなってしまったんで、この続きを次回に。 (^^ゞ

次回は、本題の作業効率について!

 

 

 

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※※※※ このページのもくじ。※※※※

ここの住人。

けたろー
けたろー包装機械相談士
ブリスターパック・ラボのけたろーと申します。
ブリスターパック(ブリスター包装)について、
もっと知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。
なお・・ うちは資材メーカーではなく、機械メーカーです。
現場に最適なブリスター包装機をワンオフで製作してますっ!

人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけに
なれば幸いです。