【ブリスターパッケージ】なんで、溶着不良が起きるか? その2 〜原因は何?〜

こんちは、

大阪・柏原市で
ブリスター包装機をワンオフで手掛けています。

ブリスターパック・ラボ 包装機械相談士 けたさん です。

日曜日の朝。

いつもは、結構遅くまで寝てるんだけど、
珍しく目が覚めたんで、2度寝せずにブログでも
書こうかなと。(笑)

さてっと。

前回に引き続き、今日の話題は・・・・これ!

 

今回は

ブリスターの溶着不良についての話題 その2で、いっときます!

溶着不良が起きる原因って?

そもそも、熱溶着・・・ヒートシールにおける基本的な要素って
ご存じですか?

熱溶着を行う上での基本的な要素は、3つあります。

それは、

圧力
温度
時間

です。 ここ重要なんで、覚えておいて損はないっすよ。(笑)

圧力に関しては、前回のログで書いたとおり、表面を均し、
部材同士を密着させるために必要な要素です。
が、しかし、圧力が高けりゃいいか? っていうと、
そうでもないです。

熱溶着の目的は、その名の通り “溶着” することであって、
圧着ではないので、圧力はそこそこって感じですね。

それに、過度な圧力は部材を傷めてしまう可能性があります。

重要なのは、温度と時間のバランスですねん。(^^ゞ

塗布された糊剤を適正な温度で溶かして、適正に保持する。

接着剤でモノとモノをくっつける時って、接着剤がモノ同士を
くっつけますよね?
何も塗ってない、処理してない状態ではくっつきませんよね?

熱溶着だから・・・って、難しくかんがえることはなくって、
理屈は、それと同じなんです。

 

では、なぜ溶着不良が起きるのか?

主たる原因は、3つ。

1.糊が溶けてない。
2.保持がたらない。
3.糊の相性が悪い。

です。 簡単な原因でしょ? (^^ゞ

もう少し、詳しくお伝えしますね。

 

まず、1から。

ブリスターパックの基本は、台紙に塗布されたメルト剤を
熱で溶かして、それを接着剤として台紙とブリスター(容器)
をくっつけるということです。

そう、つまり、
接着剤であるホットメルトが適切に溶けてないと
くっつきません。

で、この問題を回避するためにどうするか? っていうと、
塗布されているホットメルト剤の性質を知ることが
ポイントになります。

具体的にどうするか? といえば、台紙の仕入先から
情報法を聞き出すのが、一番手っ取り早いですね。

何度くらいで溶けるメルト剤を使用してるのか?

まず、それを聞き、温度設定を行います。

 

2のパターンは、1とも関係してきます。

同じ温度条件の中で、例えば、1秒でやった場合と
2秒でやった場合、3秒の場合など、時間を変えて
処理してみて、どうなるか?

もし、溶着にかかる保持時間を長くして、結果が良好なら、
糊が溶けてないという状況が理解できます。

つまり、くっつかないという状況にあるなら、
与えた時間内でメルト剤が溶けてないということ
だからです。

 

3について、これは印刷に使用されているインクや
台紙の紙質に大いに関係してきます。

ごく一般的な接着剤でモノとモノをくっつける場合、
重要なのは、接着剤がモノにくっついているってこと
・・・ですよね?

溶着のイメージも、それと同じです。

基材とメルト剤の親和性がポイントになります。

メルト剤が剥がれやすい状態の上に塗布されているなら、
くっつく効果も弱まってしまうというわけです。

それに影響を与えるのが、印刷時のインクであり、
台紙そのものの質であるというわけです。

インクの種類・・・主に、使っているインク色と、
ホットメルトには相性があって、ホットメルトが
なじまない組み合わせが存在しています。

例えば、クロとか、ミドリとか。

もし、台紙のデザインの中で、溶着具合に差がでる
ようであるなら、これが原因になってる場合が多いです。

 

質について、
最近の動向として、ブリスター用の台紙として結構上質な
紙が用いられるようになってきてるように感じます。

注意して欲しいのが、含浸性です。

塗布されたメルト剤が、十分に台紙に染みこんでないと
溶着性能としては、低くなります。

上っ面だけ塗られている状態と、しっかり、奥の方まで
染みこんで塗られてる状態・・・ どっちが強固な性能を
発揮するでしょうか? 一目瞭然ですよね?

上質な紙は、含浸性(染みこむ性能)が悪くなってしまう
キライがあるので、使用する場合はケアした方がいいですね。

 

 それでもダメなら・・・

それでもなお、溶着不良が起きる場合、
機械の性能や、ブリスター(容器)がまずいかもしれません。

容器とメルト剤の相性も、不良条件としては否めないです。

この辺りは、製作時の精度の問題になってきますね。

成形時の真空引きが甘いとか、素材がまずいとか、
厚みにばらつきがでてるとか・・・

その辺りのことが要因になりえます。

 

機械的な面で言うと、

ヒータープレートのバランスがでていないとか、
温度管理ができていないとか、
圧力が抜けているとか・・・

機械の性能が発揮できてない場合が考えられますね。

 

あとは、木型を使われている場合なら、型の変形なども
要因としてあります。

 

溶着不良が起きる場合、問題を難しく捉えないで、
まず、シンプルに原因を捉え、対処していくのがベターですね。

それでもダメなら・・・

お近くの業者に、ご相談ください! (笑)

 

あ、ちなみに・・・・

うちの機械での溶着(シール)時間は、
ホットメルトが塗布されている側から、アプローチするので
おおよそ1.5秒以下です。

なので、何も指定しない場合、ホットメルト剤の性質が影響する
可能性があります。(^^ゞ

なんでか? っていうと、台紙メーカーは、概ね、上熱式の
オーソドックスなブリスター包装機をイメージしてホットメルトを塗布します。

ちなみに、現状主流のオーソドックスなブリスター包装機での
シール時間は、だいたい、5秒以上ですかね。

10秒くらいでやられているところも見たことあります。 (^_^;)

なので、使っている機械の状況や溶着の方法をメーカーにお伝えしておく
というのも、トラブルを未然に防ぐ有効な手段ですね。

 

 

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