グリップコンベアだけじゃない! 底面を印字する各種の方法。

製品の底面を印字したいのだけど、どんな方法があるんだろう??
この問題を解決する一番ポピュラーな方法が、『グリップコンベア』なのですが、
ここでは、それ以外の3つの方法を紹介しますね。


  1. ダブルベルトコンベアを使う。
  2. ローラコンベアを使う。
  3. 専用機で対応する。

ちなみに・・・
上面ではなく底面に印字をするメリットは、プリントヘッドの高さを一定に保てるという点です。

例えば、箱のサイズに種類がある場合などです。
上面に印字する場合には、プリントヘッドの高さを調整する必要があるのですが、
底面の場合には、その作業が不要になります。(下図参照)



ダブルベルトコンベアとは、
2本のベルトを任意のピッチで配置して平行に走らせるようなコンベアのことです。

ベルトとベルトの間を跨ぐようにワーク(印字を行う対象物)を置けば、底面に印字ができます。
(下図参照)


グリップコンベアでは、グリップ時に壊れてしまうような素材のものや、
厚みの薄いものなどに適しています。

 ← ベルトの配置はこんな感じです。


注意事項など。

プリントヘッドの設置には、印字に適したワークとの距離が決められています。
ダブルベルトコンベアで底面の印字を行う場合には、ベルトの厚みの所為で
プリントヘッドがワークに接近できないという点がネックになる場合があります。

また、ワークが小さい場合や、軽い場合にも注意が必要です。
ワークのサイズがベルトの間隔より小さい場合には搬送できません。
ワークが軽い場合には、ベルトの端がせり上がるような状態になったとき、その影響を
受ける可能性があります。

特性を理解した上で選択されるのがベターですね。



ダブルベルトコンベアの事例。

贈答品のようなオーバーラッピング(上包み包装)された箱の包装紙の貼り合わせの部分に
ラベルがあって、そこに印字を行いたいとのことで対応した例です。
箱のサイズが数種類もあるので、ハンドルを用いてベルトの間隔を変更できるようにしています。

この例では、
きれいな印字ができるように、上流から流れてきたワークを順次、整列させながら搬送するという
方式をとりました。







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ローラコンベアのローラピッチの隙間から底面印字ができます。(下図参照)
ただし・・・
ワークによっては、印字箇所がローラに触れて印字が汚れる等の問題が発生する
可能性があるため、運用に際してはちょっと注意が必要です。



ローラーコンベアの事例。

ガラス製の瓶のような容器(イメージは、ジャムの瓶)の底面への印字用途です。
瓶の底面はフラットではなく少し窪んでいる感じ。だから、ちょうどそのくぼみで
ローラによる印字後のダメージがないのです。
瓶の他には、プラスチック製で厚みのない浅い容器などもこれでOK。

そうそう、
グリップコンベアって、両サイドで回ってるベルトの中に手をいれる格好になるので、
機械の扱いに不慣れな人の場合だと、少し怖さを感じる場合がありますよね

でも、この方法だと、ガイドに沿ってそのまま投入すればよいので、
グリップコンベアより恐怖を感じさせにくいし、扱いやすいです。

但し、ネックは前述した通り、ローラによる印字汚れですね。
でも、この問題はちょっとした機械的な工夫でクリアできるのでご安心あれ。






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印字を行う対象物の形状が決まるのであれば、専用機で対応する方法もあります。

例えば、円筒形の細長い容器の底面に印字をすることを考えた場合、
ワークを立てることが困難で、かつ、寝かせたとしても転がってしまいますよね?
また、グリップコンベアで搬送するにも、投入時に傾いてしまう可能性がある。
とするなら、そのワーク専用で考えてみるのも一考ですね。


専用機の事例。その1

細長い円筒形のワークの底面に印字を行いたいという要望にお応えして製作した事例です。
転がりを防止する専用の受け台を設けて、そこにワークを設置して、真横から底面に印字する
という方法をとりました。





専用機の事例。 その2

円筒形の細長いものがあったり、円筒形でも平たいものがあったり、化粧品の類は、
容器の形状も様々ですよね。

円筒形の容器の底面に印字を行いたいという強いご要望があり、且つ、取扱い種目が多いので、
それ専用ではなく汎用的に使いたいというご要求を叶えさせて頂きました。

取り扱われている容器サンプルをお預かりして、それらを一台で搬送できるようなコンベアを
設計しました。
横からでも上からでも印字できるようにプリントヘッドの向きは自在に変えることができます。







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