もう、2月も最終日。
でもって、2017年も2か月が過ぎようとしてる・・。
だんだんと日が長くなってきましたね。
日差しもなんだか、暖かく感じられるようになってきて、
なんだかんだと、季節は変わりなく、同じように廻ってくる。
なんか、早いなぁ・・・。
この調子で、この1年も過ぎていくのか・・・。(汗)
こんにちは!
時短化設計研究所 時短化思考家 けたさんです。
さてっと。
今や、なんでもかんでもデジタル化が進んで、
世の中がすっかり便利になってきたよね。
こんなものまで、デジタル? っていうくらい。
気が付けば、AIやら、IoTやら・・・ 先進技術と
言われてる技術がどんどん開発されている。
じゃぁ、なんでデジタルがいいのか?
実は先日、知り合いでラベル印刷機をつくられている会社の
社長さんと話す機会があって、その中で興味深いことを
聞いたんだよ。
デジタルにすれば、判がいらないからいいんだよ!
って。
うん、確かに・・・
印刷の業界って、これで大きく変わってきてるよなぁ。
判がいらないのは、一種の革命的要素。
印刷業界でデジタル化の革新が激しいんだよね。
その昔・・・ボクが小学校のころって、
今のように、パソコンで書類を作って、プリンターで
プリントアウトして、コピーして~ っていう
時代じゃない。
おぼろげながら覚えてるんだけど、
学校には確か印刷室みたいなのがあって、先生が
原稿を作って、判をつくって、そこでガリガリと
印刷する・・・ そんな時代だったんだよ。
学校から配られる資料は、わら半紙の時代で、紙質も
そんなにいいもんじゃなく、ちょっとザラザラしてた。
印刷だって、シロクロが当たり前。
時に、インクで汚れてたりして・・。 (^_^;)
とにかく、書類をつくって大勢に配るっていうことは、
結構厄介な作業が必要だったわけだ。
綺麗さが求められる商業用では、もっとシビア。
活字を並べて判を作って、印刷機に判をセットして・・。
印刷をするには、インキの調合だの、判を作ったりだの、
かなり技術が必要だったんだよ。
(むろん、現在でもその手法は残ってるのだけど・・・。)
だから、一般の人が簡単に印刷をするって、なかなか
難しかったんだよね。
それに、コストもそれなりにかかるし・・。
今はどうか?
っていうと、デジタル化され、データさえあれば、
データさえあれば判がいらず、簡単に誰でも印刷が
できるようになってる。
/
それが、そんなにすごいことなの?
\
って、思われるかもしれないよね。
判がいらないのがどれだけ便利か? っていうと、
例えば、印刷会社で考えてみるとね、
まず、判そのものが要らないので、その分にかかる制作
費用がいらなくなる。
同時に、判をセットするという作業が不要で、
あとは、判を洗ったりとか、保管したりという作業も
いらない。
作業等を含めて、かなりのコストが削減できるんだよ。
それに・・・・
これが一番大きいのだけど、
データさえあれば、どっからでもアクセスできるってこと。
ネットを使って、データを入稿すれば印刷できるという
サービスがでてきて久しいよね?
あれも、デジタル化の恩恵だよね。
デジタル化に伴う機械の進歩がすごい。
デジタル化に伴って一番変わったのは機械そのものだろう。
こと、印刷業界での印刷機械でもインクジェットが
主流なんだとか。
一般家庭に普及してるやつのもっと高精度・高画質なやつ。
数億円もするらしいよ。 (^_^;)
印刷業界では、その昔は、インクの色とか、印刷具合とか、
専門に校正する人がいたと聞く。(今もいると思うけど・・)
でも、今はどうかっていうと、校正というより、
デジタルデータを編集し、セットすることが主流になって
きてるんだって。
そう、インクの調合も、インキを練り合わせるのではなくって、
パソコン上の数値をいじって合わせるって感じになってるそうな。
作業そのものが変わってきてるんだよね。
そうそう、前述の社長さんが言ってたんだけど、
展示会で、ある印刷機をみたんだって。
その印刷機で刷られたサンプルの印刷物をみて、驚いて、
メーカーの人に聞いたんだって・・・。
これ、最初と終わりで、印刷の具合が違うんだけど?
どうなの? 均一じゃないやん?
すると、そのメーカーの担当から、
こんな風な答えが返ってきたんだって。
あなたは、この印刷物を何百枚も買うのかい?
数十枚、数百枚、数千枚も買うのであれば、色の違いも
わかるのだろうけど、単品で買うよね?
なら、比較しようがないよね?
ちなみに、その機械のメーカーは海外。
日本人の考え方は、例えば、1万枚刷ったとして、
その1万枚が全て均一、均等な印刷具合であることを求める。
でも、海外の考え方はそうじゃない。
1万枚刷ったとしても、1万枚を一気に買って、
全部を比較してみる人なんていない・・・
っていう考え方なんだよ。
・・・確かに、考え方が合理的で、妥当だ。 (^_^;)
デジタル化したから考え方が変ったというわけじゃない
とは思うのだけど、昔のような職人的な考え方が要らなく
なってるというのは確かだ。
どういうことか? っていうと、
デジタル化すると、全てが数値で表現できる。
だから、作業が明確であり、誰でも同じことができるようになる。
例えば、青を印刷で表現するとして、以前までは、
Aさんが表現する 青 と、Bさんが表現した 青では、
微妙に異なる状態が生まれてた。
インクの調合具合や、機械への調整の仕方で微妙に差が出る。
まぁ、出て当然と言えば、当然のことなのだけど・・・。
でも、デジタル化が進むと一変する。
数値で表現するのでAさんでも、Bさんでも同じ色がだせる
っていうわけだ。
この点は、デジタル化の恩恵とも言える。
・・・でも、それとは引き替えに、微妙は風合いとか、
“完全な” 品質がとりにくくなってしまった。
まぁ、どこまで保証するか? っていうことなんだけど、
微妙な職人技が不要になってきてる分、妥協せざるを得ない
事がらが増えてきてるのも確かだよね。
いいか悪いかは別にして・・。
デジタル化がいいのか、悪いのか・・・
それはともかくとして、これからは、一層進んで行く。
もはや、デジタル抜きではありえない・・って感じに
なっていくだろうね。
便利になる反面、その真逆に不自由に感じることも
必ず存在するわけで・・・・
だからこそ、重要なのは、どう活用するか? だよね。
デジタル化について、ともすれば、
人の仕事がなくなってしまうのではないか? と
悲観視する声もあるようだけどさ。
アナログにも、むろん、十分な良さがあるわけだから、
人の微妙な判断(アナログ)でしかできないことは、
人が、よりよくもっと、習得し、成熟させていくことが
重要だよね。
とすれば、
デジタルにはできないことが残っていくだろうから。
全部をデジタルに変えていくのではなく、
うまくとりいれていくことも、大切だよ。
そこがポイントだと思うなぁ。
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