制作時への提言。
前述の例で、共通で使える〝123-〟までの部分を銘柄としてオーダーした場合のことを考えてみます。
制作する側は〝123-〟の「1銘柄」に対してのみの対応で済むため、当然、制作も1銘柄のみということになります。 これはつまり、できた後の仕分けや判に係る作業などの手間が不要になるということを意味しています。
要は、その部分にかかる諸経費が削減でき、制作コストそのものが下がるというわけですので、資材単価も下がる可能性が高いです。 (※ もし、これで購入単価が下がらないのであれば、制作メーカー側が何かしらの問題を抱えているのかもしれません。 なので、他と相見積などをとられるのがベターです。)
制作単価に関して言えば、もう1点、ポイントがあります。 それは、オーダーの数量です。
上記の例で 123-A、123-B、123-C をそれぞれオーダーする場合、例えば、Aに30枚、Bに50枚、Cに50枚という具合に、当然、個別の数量によるオーダーになります。 この時、1つだけ数量を少なくと言う場合には、もしかすると、単価に影響が生じる可能性があります。 あるいは、本来なら少ない数量でいいはずが単価への影響を考えるあまりに必要以上にオーダーしてしまっている可能性もあります。
しかし、共通化した〝123-〟の場合で考えるとどうでしょうか?
A~Cで分けていた数量を合算(例の場合では130枚)してオーダーすることができるので、オーダー側、制作者側双方にバリューメリットが期待できます。
というわけで、資材コストが〝グンっ〟と下がるはずなのです。 (ちなみに、コスト削減に対する一番の方法無地にしてしまうことです。)
その次にIJP(産業用インクジェット)をどのように運用していくか? 具体的な作業の流れなどについての社内的な運用方案をまとめていきます。 運用方案とは、作業上のルール作りのことです。
あとは、決めた運用ルールに即して実践していくのみです!