代表紹介。

家業を継ぐ2 ~図面を描く。~

機械の設計について、案件があれば規模に関わらず全て設計屋に依頼して描いてもらうというのが会社としてのスタンスでした。ボクとしても、それについては別に気にもとめず、〝設計屋さんて、いろんなアイデアを持ってるんだなぁ、すごいな!〟なんて、そんな気持ちで接していました。

ボクが入社して数年経った頃、外注していた設計屋がある案件で設計ミスをしたのです! 図面通りに組み立てて、さぁ動作確認! と言う時に致命的なミスが発覚しました。が、彼は自分のミスの責任をとるわけでもなく『すんません…』の軽い謝罪のみ。

設計ミスが起こると修正や調整はすべてこちらの作業になります。駆動部に関わることだったので、それが正常ではないと機械として成立しないような大きなミス! おまけに、その時は高い購入部品を使った図面を描かれていて…。(汗) もちろん、その案件は大赤字でした。(滝汗)

よくよく考えてみると、設計を外部に託す場合、加工のしやすさや、組み立てやすさまで考慮して図面を描いてくれるのは稀で、購入部品に至っても同じく、購入品のコスト面まではあまり意識してくれない。トータルコストのコントロールもしづらく、第一、自社技術の根幹を握られてしまうということ。また、そもそもでいうと、うちとしての〝設計思想(ポリシー)〟が薄らいでしまう危険がある・・・・。 機械を創ってる会社としてそれでいいのか??

で、その時思ったんです。

〝この程度の図面なら、なんとかオレにでもできる!! 自分で描いた方がコスト計算しやすいし、経費も浮かせられる!! 自分の思った通りの自分のポリシーで描いていこう!〟 と。 そこから、〝ボクによる〟図面描きがスタートしました。

確かに、設計することにはたいへんさもあります。でも 、自分が考えた通りのメカニズムや仕組みでうまく動いたときの達成感とそれによってお客さんに喜んでもらえた時のことを思うと仕事上の張り合いがすごく生まれました。