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家業を継いだ時の話とこれからのこと。

これからのこと。

〝町工場という製造業〟という業界に入って、早20年余り。実は、今でもちょいちょい引っかかるというか、気になる言葉(遣い)があります。 それは親父がよく口にする 『われわれ、町工場は~』 とか、『われわれ、製造業は~』 とかというフレーズ。 そのフレーズがどうもボクにはネガティブに感じて… (^_^;)  

まぁ、ボク自身の捉え方だけの問題なのかもしれませんが、町工場というニュアンスが、かねてのTVドラマなどで出てくるあまり良くない印象を自分の中に連想させるというのもあります。

町工場だから? 製造業だから?  
だから? なに?? 

って。 笑  町工場だから、製造業だから〝他と違って仕方がない・・〟的な。 そのニュアンスをどうお伝えすればいいのか、ちょっと難しいんですけどね。(^_^;)

結局、過去のしがらみとか、思い込みとか、囚われの部分が大いにあるような感じがしています。 なので、鉄工所だから? 機械を創ってるから? 他のことをしちゃだめなのか? っていうと、そうじゃない。〝ものづくり〟という枠をどう捉えるか? ということなのかなと。 色んなセミナーに参加してきたことで、異業種の方の考え方や異業種での仕組みと触れ合うこともあり、〝業界〟という狭い視野で見ていたらダメだということに気が付いたのです。

過去の考え方に囚われるのではなく、その枠を捨てて、新しい視点や発想でアプローチすることがこれからのものづくりには必要不可欠なことなんだと考えてます。

〝無理〟〝できない〟と思ってしまえば、そこで終わり。 それ以上の発展や進歩はないと思ってます。 大切なことは、【どうすれば、実現できるか?】 を考え、実行することだと思っています。

企業活動において大事なコトは、利益を得ること… なのですけど、そればかりにフォーカスしてしまうと大切な何かを見落としてしまうような気がしています。 利益とは、金銭的なコトだけではないはずなのです。

大気汚染や温暖化、プラスチックの問題、生態系の問題など、現状の世界的な自然環境のことを考えると、母なる地球を思いやる心が今まで以上に必要なのだと、最近は強く思っています。 これからやっていきたいこと…

10年先、100年先の子ども達が笑って過ごせる未来へ。

ちっぽけな会社のイチ個人ができることは、たかが知れているのでしょうけど、その〝たかが知れてること〟も、やらなければ〝ゼロ〟です。母なる地球の笑顔を取り戻すために、もっと環境に配慮した活動を行っていきたいと思っています。

また、蓄積してきた自分の技術を活かす・・というのもそうなのですけど、気さくに相談にのれるような〝Cafe〟というか、サロン的な場を提供していければいいなって思ってます。もちろん、それがビジネスとして Win-Win な結びつきになれるような場になればいいなと。

あとは、うちの機械のユーザーは女性が多いので、女性目線での機械設計ができる環境を整備しなきゃと思ってます。要は、女性のエンジニアがほしいなと。笑 でも、こればっかりはご縁なので、縁があれば… 


有限会社 大青鉃工
代表取締役 社長
佐薙 啓太郎

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