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しつもん経営コンサルティング。

長年培ってきた機械設計・製作に関する技術と知恵。 それに加えて『しつもん』で、生産現場をよりよくしていくためのコンサルティングを行っています。 

題して、『しつもん経営』です。

こんにちは、けたろーです。 

ボク自身、あることがきっかけで心理学を学び始めました。 その学びの中で、『しつもん』の大切さを知りました。 

会話の中で何気なく使っている〝質問〟。 でも、その使い方次第で、それが相手との関係をよくすることも、悪くすることもあるということを知ったのです。

身近なパートナーや家族、子ども達や友人との関係はもちろん大切です。 

でも、もし、あなたが会社を経営をしているのであれば、自分の会社で勤めてくれているスタッフとの関係、また、スタッフ間の関係がもっとも大事になってきます。 会社の人間関係は、経営の根幹にもなるからです。 当然、それは業績にも響いてきます。 

〝しつもん〟で、会社を変えてみませんか?

【しつもん】を経営に活かす。

まず、少しお聞きしたいことがあります。

あなたは、〝あなたの部下〟に対して、あるいは、〝あなたのクライアント〟に対して、あるいは、〝ご自身〟に対して、きちんとした【しつもん】ができていますか?

はぁ?
そんなの当たり前だろ! できてるに決まってるよ。

そんな言葉が返ってきそうなのですが、本当ににそうですか? 本当に、ちゃんとした【しつもん】をされていますか? 

実は、『しつもん』には種類があります。

では、言葉を変えてお聞きします。 

【しつもん】には、種類があるということをご存知でしたか?

びっくりされるかもしれませんが、ひとくちに【しつもん】といっても種類があるんです。 

活かすも殺すも、【しつもん】次第。

【しつもん】にどんな種類があるのか? ざっくり言うと2種類です。 

ひとつは、相手の可能性を奪ってしまう質問。 もうひとつは、相手の可能性を引きだすしつもん

【しつもん】ができてると仰ってたあなた… どちらの質問を使ってらっしゃいますか? 

ご自身の普段を振り返ってみられて如何でしょうか?  

もし、よくわからないのであれば、少しご自身の社内や周りの雰囲気を思い返してみてください。 社員やスタッフさんたちの行動や雰囲気はどうでしょうか?

 言われたことしかしない。
 自分の考えで行動しない。
 できない言い訳ばかりをする。
 常に上司の答えを待ってる。
 主体性がない。・・・ etc。

これらは、『やる気』にかかる行動とか態度です。 もし、上記のようなことが起こっているのであれば、もしかすると、あなたの【しつもん】が原因なのかもしれません。

まずい質問っていうのは、上記のような 『相手のやる気=可能性』 を潰してしまいます。 

まずい質問を繰り返していると、会社の雰囲気はさらに悪くなり、会社としての成長が停まってしまいます。

相手の可能性を奪ってしまう しつもん。

では、どんな質問がまずいのか? もう少し具体的にお話しますね。 

例を挙げてみます。 例えば、「遅刻を繰り返すようなスタッフ」をイメージしてみてください。 あなたなら、そのスタッフに対してどういう質問を投げかけますか?  

恐らく、ほとんどの場合がこんな感じではないでしょうか?

遅刻するなって何度もいってるだろ?
なんで遅刻してくるんだ! 何度も言わすな!

そんな質問を投げかけると、そのスタッフは

電車に乗り遅れたんです。

とか、はたまた、

朝から体調が悪くて。

などという感じで、概ね、さも、〝わたしは悪くありません。〟という態度で、遅刻した『言い訳』を返してきますよね? そこには何の反省も、まして、発展性もみられなくて、ただの言い訳でしかない。 で、また遅刻を繰り返してしまう。

相手の可能性をひきだす しつもん。

でも、こんな【しつもん】をするとどうでしょうか?

君が遅れてくるたびに、事故にあったんじゃないのか? とか、体調がわるいのかな? とかいろいろ心配になって落ち着かないんだよ。

どうすれば時間通りにこれる?

そんな風に【しつもん】を投げかけたのなら、恐らく、そのスタッフからは、

ごめんなさい! 明日から遅れないように早起きして、早めの電車にのります!

とか、あるいは、

ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
体調管理をしっかりして遅れないようにします!

などというように、恐らく精一杯の対応を、〝自分で考え〟自分の口から伝えてくれるはずです。 

つまり、その【しつもん】によって、『自発的に何かをしようとする』 という考えや行動が生まれるというわけです。 

しつもんのポイント。

【しつもん】するときの大切なポイントは、

〝Why?  (なぜ?)〟ではなく、【How? (どうすれば?)】で問いかける。

ということです。

〝なぜ?〟という質問は、一見するといい質問をしているような感をうけます。 

でも、〝なぜ?〟と問いかけると、『言い訳』しか返ってこないのです。 〝なぜ?〟〝なんで?〟と聞かれると言い訳を返したくなるって、ご自身でも経験ありませんか? 

過去の経験。

余談ですが、ボク自身も経験があります。 当時勤めていた会社の先輩が、ことあるごとに 『なんで? なんで?』 と聞いてくる人で、それがたまらなく嫌だったんです。 

むろん当初の頃は、その 『なんで?』 に応えるべく、ちゃんと返答してたのですが、毎回、毎度繰り返されると、なんだかなぁって。 何かがあって、顔を合わせるたびに 『なんで? なんで?』 って聞かれるので、仕舞にはその人と会うのが嫌になってしまって避けてたこともあります。。(^_^;)

返答しても、またその返答に対して、どうせまた、なんで?が返ってくる。。 それを思うと、なんだかめんどくさくなってしまって。 まぁ、当人には悪気はないんだろうけど、こちらからすると〝責められてる〟気がすごくしてたのは確かです。

相手が望むような返答をするまで〝なんで?〟が繰り返される。 

Why? の弊害。

『なんで?(Why?)』 という質問を考えてみると、〝なんで?〟と問う側からすれば、

自分の意図する答えを得たい。

ということが根底にあります。 

つまり、相手からの答えを引き出すのではなく、あくまで自分のため、つまり、〝なんで?〟と問う側の〝自分の要求を満たす(自己満足)〟のための質問ということになります。

一方の、〝なんで?〟を質問された側はどうでしょうか? 〝なんで?〟 に応えるべく

〝言い訳〟を返す。

結局、相手に対して差し障りのなく、その場をつくろえるような返答をするというという感じになってしまいます。 

この時、しつもんを投げかけた方の感情的に自分が意図した返答が返ってくればよし。 でも、概ね、意図しない言い訳しか返ってこないから、意見や考えを押しつけてしまいたくなる。。。 という悪循環が発生してしまうのです。

【しつもん】を変えることで…

では逆に、〝なんで?〟の代わりに、 【どうすれば?】 と投げかけるとどうでしょうか? 

【どうすれば?】 という問いかけでは 『考える間』 が生まれます。 とすれば、それに対する〝解決策〟を自分で考えようとする… ということです。

ここでのポイントは、〝考える間〟を与えるということです。 答えを焦って、逆にこちらから答えを与えてしまうとダメ。 しつもんする側は、あくまで、相手のタイミングを待つということが大事です。 

その上で、もしも普段から【いいしつもん】を使うことができたとすれば、どうでしょうか? 恐らく、会社として、組織とし、こんな環境がうまれてくるはずです。

 自らが考え、自らで答えをだし、自ら行動できる。
 社員一人一人の個性や能力が発揮できるようになる。
 社員のやる気が自然に高まる。
 アイデアがどんどんうまれる。
 社内の風通しがよくなる。
 常に主体的に動くことができる。
 お互いのことを深く知ることができ、尊重しあえ、人間関係がよくなる。
 社内が活性化し、明るく、活気のある職場になる。

などなど。 【しつもん】の仕方ひとつで、環境が大きく変わっていくのです。

〝常識を覆す〟新しいコンサルティング。

あなたは、『一般的なビジネス系のコンサルタント』に対してどのようなイメージを持たれてますか?

恐らく、一般的なコンサルタントには、『コンサルタント自身がもっているスキルや技術を問題解決の手段として、相談者であるクライエントに提供して『教える』人のこと のようなイメージを持たれているはずです。  

別の言い方をすれば、コンサルタントの意見や考えた通りに活動すれば、何かしらの成果を得ることができる。 コンサルティングとは、自社に成果をもたらしてくれるアドバイザーのような仕事だ… と思われているのではないでしょうか?

コンサルタントとの関係を考えてみる。

そういったことが良いか悪いかは別にして、一般的なコンサルタントでは、結局のところ、

コンサルタントさんの考え方がそのままズバリ、そのクライエントの問題解決の手段となってしまう

場合が多いということです。 これをもう少し別の視点から見ると、コンサルタントさんの考え方ひとつで、

あなたの会社がそのコンサルタントさんにコントロールされてしまう可能性がある。

という風にも捉えることができます。

もしかすると、あなたの自身の会社なのに、そこにはあなた、あるいは、あなたの会社としての考え方が微塵も入らず、売り上げも何もかもそのコンサルタントに委ねられてしまう… と言うことが起こりうるのです。

実際に聴いたことがある話なのですが、ある会社さんではコンサルトさんにみてもらっている際には、会社の売上げも伸び、すごく堅調だったらしいのです。 でも、その契約をやめた途端、続くかなくなったとのことです。

じゃぁ、契約を切らずにずっとみてもらえばいいじゃないのか? と思われるかもしれませんよね。 クライエントの立場からすれば、継続的に売り上げや業績をあげていくためにはコンサルタントとの繋がりは必然的に死活問題にも成りえます。 

しかし、よく考えると、この両者の関係はどうでしょうか? 健全な関係と言えるでしょうか?

スタッフの立場では?

少し目先を変えて、スタッフの立場からみてみるとどうでしょうか?

恐らく、スタッフは、あなたやあなたの会社、あなたがやっている仕事にあこがれて就職してくれたのだと思います。 にも関わらず、何だかよくわからない〝コンサルタントという人〟が、ズカズカと職場にやってきて、開口一番、

それのやり方はダメ。
今日から、私の指示通りに動いてください。

なんてことを言われて、ただただ従わざるをえない状況に追いやられ、仕事をしなければならなくなってしまったスタッフの心には、恐らく、

ここの会社の雰囲気や社長が好きだったのに!

などという哀しい感情が芽生えてしまうのかもしれません。 最悪、会社の元を去っていく可能性すらあります。

その状況を考えると会社としてどうなのでしょうか? 

会社の売り上げを確保していくためには仕方がないことだ…

と、割り切って、そういう方法を受け入れるのもひとつの方法かもしれません。 

でも、仮にそれで利益が確保できたとして、もしも、そのコンサルタントが居なくなってしまったらどうでしょうか? 自力で利益を維持できるスキルがあなたの会社に備わったと思いますか?

依存の状態。

ビジネス系のコンサルタントとの関係では、【依存状態】に陥りやすいのです。 

穿った言い方をすれば、ある種のコンサルタントは、彼の〝意図的に〟依存状態に仕向ける場合があります。 彼らもそれが商売である以上、クライエントは〝客〟です。 離れてしまうと、自分たちの報酬(売上げ)がなくなってしまうことに繋がってしまうので、〝依存状態〟にしてしまうというのが常套手段としてあります。

ここで注意したいのが、依存が強まると『共依存な関係』に発展してしまうという危険をはらんでいるということです。

『共依存な関係』とは、会社からすればコンサルタントの指示通りにしていけば業績もあがるのですから、要は、コンサルタントの指示がなければ行動できず、逆に、コンサルタントが去った途端、業績が格段に落ちてしまうと言った類の問題が生じてしまうということです。

端的に言えば、会社として〝自分たちで考える〟という力がなくなってしまうということです。 

あなたの会社として、望んでいる会社のスタイルはどのようなイメージですか? 一定以上の業績は上げているもののコンサルタントに指示されなければ、何もできないような会社ですか? それとも、

スタッフたちが自ら率先して、意見やアイデアを考え、それを出し合い、行動するような活気のある会社ですか?

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