現場で設備や包装に関わっていると、
「問題は起きていないのに、どこか違和感がある」
そんな場面に出会うことがあるんですよね…
こんにちは。
生産現場での「手間」と「モヤモヤ」を減らす人、けたろーです。
大阪・柏原(かしわら)市で、
機械づくりと、話を聴くことの両方で、生産現場をちょっとラクな環境にしていくサポートをしてます。
でも、本当につくっていきたいのは、
余白(ゆとり)のある現場…
だったりします。
さて…
まいど、気になることなんですけど、
今回お伝えしたのが、賞味期限表示のことです。
土産物のパッケージで。
SA(サービスエリア)などで
お土産を買われる機会ってないですか?
クッキーとか、まんじゅうとか、
フィナンシェとか、ケーキだったり。
いろんなお菓子が売られてますよね?
包装紙に包まれた形態のが多いと思います。
消えてしまう賞味期限。
もし、機会があれば、
気にしていただきたいのは
賞味期限の表記についてです。
外装には、成分表記とともに、
しっかり
賞味期限が表示されているのが確認できます。
表示ルールも問題はないです。
でも…
ひとたび、
その外装を剥ぐと、
賞味期限の情報が消えてしまうんですよね。
包装紙の下側には、一切の情報がない。
開封するとその情報は包装とともに
廃棄されてしまう。
つまり…
表示はされている
しかし、使われるタイミングでは消滅。
これは、印字の問題というよりも
情報の残り方への設計 の問題だと感じるんです。
概ね、菓子類に多い?




傾向的に感じるのは、
まず、
トレーのような大きめの容器を使って、
そこに菓子類が入って、それを箱にいれ、
その箱を包装紙で包む…
という構成のパターンで
「賞味期限が消えてしまう」という問題が
起きやすいのではないか?
ということです。
同じような構成でも、箱の中身が、
個包装のものが入れられている場合では、
賞味期限は、その個包装ごとに表記されてます。


この場合、ひとつ考えられるのは
ばら売りできる状態のものを箱詰めするので
賞味期限への対応がなされている。
あるいは、
初めから、個体にも賞味期限を入れるという
メーカー側の商品への考え方がある…
ということです。
考えるべきことは…
いずれにしても、ちょっと考えたいのは
消費者の導線なんだと思うんですよね。
たしかに、食品表示法では、
「販売時に消費者が確認できる位置に表示がある」こと。
これを満たしていれば、
外装だけへの印字でもなんら問題はない。
でも、
土産物の包装って、
概ね、破って捨てられるのが常道ですよね?
法的にどうの… というより、
その先は、配慮とか、想像力とか、
メーカー側の想いの部分なのかなって
思ったりもするんです。
捨てられる前提で考えれば、
その先をくみ取って、せめて、
トレーを入れているフィルムなどにも
表示をしておけば、やさしいかなって。
設備視点での解決の方向性

ボクは、機械設備を創ってる側の人です。
なので、その視点で
解決策をちょっと考えてみたいなと。
印字工程そのものを整理する。
印字することへの対応については、
いろんな方法があると思います。
でも、結局、
内装側への直接印字をするとか、
外装ラベルをやめ、ダイレクト印字化などは、
単なる表示方法の変更などではなく
- 工程のシンプル化
- 情報の持続性
- トレーサビリティの向上
- 消費者の安心
- 現場作業の安定
といった複数の価値を
同時に生み出す可能性があるというわけです。
印字は表示工程の一部であると同時に、
ライン設計の一部でもあります。
まとめます。
設備とか包装は、
それが完成しているかどうかで評価されがちです。
でも、実際には、最終的に
「どう使われるか」まで設計されているかどうかで、
価値の感じ方や、その評価が大きく変わります。
表示は義務のためではなく、
安心のために存在するもの。
書いているかではなく、
使われる場面で残っているのか?
そんな視点も、
これからの包装や設備設計には必要なのかもしれませんね。
設備のトラブルではないけれど、
表示や包装、工程のどこかに違和感がある。
そんなケースも、
小さな設計の見直しで改善することがあります。
印字に限らず、包装・搬送・表示を含めて
現場全体の視点で整理することもできます。
大きな設備投資を前提とした相談でなくても大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。
機械を入れるかどうか以前に、
整理だけでも価値がある場合があります。
