機械化したいけど、どこに頼めばいいかわからない。それでも相談できます|大青鉄工のワンオフ設計の進め方

「どこに頼めばいいか、わからなくて」 こういう言葉から始まる相談が、けっこうあります。

省力化したい。自動化したい。でも、市販の機械を探してるけど、よさそうなのがない。


こんにちは。

生産現場での「手間」と「モヤモヤ」を減らす人、けたろーです。

大阪・柏原(かしわら)市で、機械づくりと社長や現場の話を聴くことの両方で、生産現場をちょっとラクな環境にしていくサポートをしてます。 でも、本当につくっていきたいのは、余白(ゆとり)のある現場… だったりします。

さて…

特注対応になりそうな機械なんてどこに頼めばいいの?

現場の作業を機械化したいのだけど、そもそも、何から話せばいいのか、どんな風におねがいしたらいいのかもわからない。

そんな状態で、とりあえず的に連絡をくれる方が多いんです。

でも、それで全然かまわないんですよ。 というのがボクらのスタンスです。

最初にすることは、話を聞くことだけ

図面も、形式ばった仕様書も、なくてOKです。

「こういう作業を、もう少し楽にしたい」
「ここに人が3人いるんだけど、なんとかならないか」

その程度の話から始めて、まったく問題ないです。 ボクらがまずやることは、お客さんの話をできるだけ丁寧に聞くこと。 

何が困っているのか。

どこに時間がかかっているのか。どんな製品を、どのくらいの数、どんな環境、何人で扱っているのか。

この段階で「こういう機械にしましょう」とは、言いません。 むしろ、先入観なしに、いろんな可能性の話しをお伝えしています。

なるべく、現場を見せてもらうようにしている

設計者がメモを取りながら、現場スタッフが生産ラインの問題箇所を指差して説明している。
実際に現場に立ち、作業の流れと課題を一緒に確認している場面のイラスト。

初回の打ち合わせの以後は、できる限り現場を見せてもらうようお願いしてます。 なぜかというと、現場には話だけでは出てこない情報がたくさんあるからです。

作業者の動線。
スペースの制約。
既存の設備との兼ね合い。
現場の空気感。
そして、実際に使うスタッフの声。

「この作業、地味にしんどいんですよね」
「ここ、いつも詰まるんです」

そういった言葉は、現場のスタッフさんと話してみないとなかなか、わからないんです。 また、作業風景を見せてもらうことで、作業の流れをつかむことができます。

まず、現場をみる。 これを基本としているのですけど、大阪圏外や海外など、遠方のお客さんの場合には現場に伺うことが無理なケースもあります。 なので、そういった場合は、なるべく打ち合わせに現場の担当スタッフも参加してもらうようお願いしています。

現場のスタッフさんに同席してもらうのは、距離の問題にかかわらず、ほぼ、絶対的にお願いしてます。 

それは、なんでか?

経営者や購買の方やだけで話が進んでしまうと、概ね、実際に現場をよく知ってる人の声が反映されないからです。 過去に、機械を作ることを現場スタッフに知らせないまま話が進んで、納品当日に

そんな機械のこと、聞いてません。

という状況になったことがありました。

納品された機械を前に、困惑した表情で顔を見合わせる現場スタッフたち。
背後でスーツ姿の担当者が頭を抱えている。
現場に知らせないまま機械導入が進んだ場面を描いたイラスト。

毎日機械を使うのは、現場で働くスタッフです。 使う人の意見が入っていない機械は、どれだけ仕様通りに作っても現場でうまく機能しないことがあるんです。 

現場訪問でも、遠方での打ち合わせでも、ボクらが大切にしているのはそこです。

「一緒に考える」がスタートライン

こんなことをよく聞かれます。

「仕様が決まっていないと、相談できませんよね?」

そんなことはないです。 むしろ、仕様が決まっていない段階の方が、一緒に考えられることも多いんです。

最初から仕様が決まっているということは、すでに「こういう機械を作る」という方向が固まっているということでもあります。もちろん、そういう場合でもOKなのですが、その方向が本当に現場に合っているかどうかは、また別の話だったりもするんです。

ボクらが大切にしているのは、「何を作るか」より「何のために作るか」を一緒に整理することです。 そこから始まる設計の方が、結果として現場に合った機械になることが多いです。

機械は、決して安くはない買い物です。 だからこそ、無駄にならないようにきちんと整理する。 長年やってきて、そう感じています。

実際に作った機械の一部です

言葉だけではイメージしにくいと思うので、YouTubeに実際の機械の映像を載せています。 どれも、現場の話しをお聴きしながら作った機械です。

直角反転コンベア

搬送の向きを90度変える装置です。 スペースの制約がある現場で、レイアウトの問題を解決した事例です。

https://youtu.be/MvNsEXzIjxs?si=o4nz8bUwDybLMcVs

多目的コンベア(化粧品向け)

受託で作業されている会社様向けに設計した産業用インクジェット用途の搬送装置です。受託なので、どんな形状の製品にも対応できるように考えました。 遠方のお客さんだったため、現場訪問ではなく要件の打ち合わせを十分に重ねて仕様を固めました。

https://youtu.be/eChoA2l9UKo?si=UR4dkpRNkBb751eL

全自動クラムシェルブリスター包装機

クラムシェル(開閉式)のブリスター包装に対応した機械です。 完全に自動化したいとのことで、現場の要件を丁寧に整理してから設計しました。

https://youtu.be/Jrpxvg1ykZ4?si=XTecfOOpL-akbl15


品種が多いから機械化できない、と思っていませんか? その考え方を整理した記事も読んでみてください。

まずは、条件のすり合わせからでも大丈夫です

大青鉄工は、いきなり「見積ください」ではなく、現場の状況や条件を整理しながら進めるスタイルです。

「この段階で相談していいのかな?」

という状態でも構いません。まずは、前提条件のすり合わせから一緒に整理します。

こんな方からのご相談が多いです。

  • 課題はあるが、どこから整理すればよいか分からない
  • 装置化や自動化の可能性だけ知りたい
  • 既存設備の改善余地を検討したい
  • 構想設計だけ相談したい
  • 導入はまだ先だが方向性を考えたい

安心してご相談いただくために。

  • 初回相談はオンライン対応も可能です
  • 秘密保持契約(NDA)にも対応しています
  • 無理な営業や契約前提の提案は行いません
設計者がメモを取りながら、現場スタッフが生産ラインの問題箇所を指差して説明している。 実際に現場に立ち、作業の流れと課題を一緒に確認している場面のイラスト。

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