銅管バーリング加工|自社開発装置による高品質立ち上げ加工技術|大青鉄工

銅管バーリング加工(技術紹介)

ご縁があり始めた加工事業ではありますが、
諸般の事情により、
現在は新規での対応は停止しております。 

ただ、
大青鉄工のものづくりの背景を語る
大切な技術のひとつなので、
ここでは保有技術として紹介しています。

きっかけは、ひとつの相談事から。

銅管へのバーリング加工へのきっかけは、
大社長(親父)の古くからの友人からの相談ごとが
はじまりです。 

親父の仕事仲間(飲み友達? 知らんけど。w)には、
給湯器向けのろう付けをやってる方がいて、

バーリング加工という銅管への
加工の仕事があるのだけど、
できる?

という相談が
【バーリング加工】への対応の始りでした。

この仕事、
親父が会社を立ち上げてまもなくだった頃
だったと思います。

学生だったボクは、
家で親父が何やら考えてて、
何の機械なん? って、聞いたのを
うっすらと覚えてます。 

海外製のは…

海外(ドイツ?)には、
専用機もあるようですが、
その方式では管内部にバリがでたり、
立ち上げ部分の管材の肉厚が
薄くなってしまったりと、
ロウ付けするには
状態がよくないとのこと。 

その方式のバーリングを
実際に見たことがあるんですけど、
たしかに、立ち上がりの状態は
きれいではなかったです。w

自社開発。

内面にキズができずに、且つ、
立上げ時の肉厚が一定になるような加工ができたら… 

っていうことで、親父が独自に構想して、
自分で装置を作り、

バーリング径に見合う治具も作って、
それ以来、ずっと対応しています!

父親は、
もともと、金型製作にも携わってたので
その知識と技術を生かした最善解
というわけです。

パクリに??

その当時、ボクは未だ、
以前の会社に勤めている時だったので
聞いた話なのですけど…

親父が外出していて、
母親が工場で留守番しているときに、
得意先の方がこられて
機械のあれやこれやを聞いてきたと。

どうやら、
機械の構造をヌスミに来た様子だった
らしいです。

親父が外出先から戻って、
その話を聞いたときに激怒して、
先方にその行為のことを伝えると、
平謝りされたらしいです。 

その後も、
別の会社さんで詮索してくるところも
あったりしましたけど。 苦笑 

バーリング加工とは?

で、そもそも、バーリング加工とは… 
なんのこっちゃ?? ですよね。笑 

バーリング加工とは?

金属プレス加工の一種で
〝穴の周りにツバ状の突起〟を施す加工のこと
を指していて、

【立ち上げ加工】とも言われています。

この加工が何のために使われるか? 
と言えば、例えば
薄板などの場合でネジ部を確保したい場合や、
はめ合わせ時のズレを防止したい
といった場合に用いられます。

バーリング加工

銅管などへの管材への適用について言えば、

  • 枝管や継手などのロウ付け作業が
    容易になること。
  • ロウ付けの接合部が補強できること。

などといったメリットがあります。 (下図参照。)

バーリングを行わない場合は、
管に穴を空け、そこに枝管を突き立て、
その根元をロウ付けするような方法
をとります(右図 Non Burring 参照)。
この場合、根元が弱くなる可能性があり、
作業性もよくありません。
ロウ付け不良の要因になりえるのです。

管材への適用

一方、
バーリングをすることで、
立ち上げた部分が補強になり、
また、ロウ付けの作業も格段に
行いやすくなります
(図参照)。

立ち上げ。

バーリング加工の方法

プレート材へのバーリングは、
一般的なプレスの要領でできるので
比較的簡単なのですが、

〝管〟へとなると難易度があがるようです。 

しかし、
管材へバーリングを行う方法は
何パターンかあるようで、また、
それらの方法を用いた装置も存在しています。 

ちなみに弊社では、
自社開発した装置で対応しています。 

管材の直径やバーリングの径に応じた
治具の一切を自社で製作できるため、
さまざまなご要求にお応えすることが可能です。

加工のポイント

加工の流れは、

  • 下穴加工
  • 専用装置による立ち上げ
  • 検査治具による品質確認

一見シンプルですが、
ドリルの研ぎ方や加工条件など、
細かな積み重ねが品質を左右します。


加工範囲。

現在対応している加工範囲は
銅管径 φ76.2 まで(バーリング径 φ66.68)。

※材料支給にて対応
※H材対応

加工範囲
現在対応可能な銅管の直径とバーリング径

余談。

過去、某大手な自動車メーカーから
シャーシの軽量化と補強の目的で
バーリング加工できないか?

という相談を受けたこともあります。

結局、実にはならなかったんですけど
いい経験でした。

あと、ちなみに、アルミ管への
バーリング対応も可能です。


諸事情により、
2023年12月31日をもちまして、
新規での受付を終了してますが、

どうしても… と言われる場合は、
対応可能です(条件によりますが…)

加工事例。

参考までに、加工の一例をお伝えします。

加工事例
加工の一例。

この加工は現在新規対応を停止していますが、
類似の課題や加工・装置についての
ご相談は可能です。

既製の方法で難しい場合でも、
整理することで別の最善解が見つかることがあります。


技術よりも、
「どう進めるべきか」で止まっている場合は、
一度、考えを言葉にするだけでも整理が進みます。

▶ 社長の話し相手について