キャスターの耐久性をどう担保するか? 耐久試験機を作った話。

椅子、机、台車、機械の架台。

キャスターは、身近なところから工場の設備まで、あらゆる場所で使われています。 便利さの裏側には、見落とされがちなリスクがあります。 運んでいる最中に、キャスターそのものが壊れてしまったら…。

※この記事は、以前公開していた内容をもとに、加筆・再編集したものです。


こんにちは。

生産現場での「手間」と「モヤモヤ」を減らす人、けたろーです。

大阪・柏原(かしわら)市で、機械づくりと社長や現場の話を聴くことの両方で、生産現場をちょっとラクな環境にしていくサポートをしてます。 でも、本当につくっていきたいのは、余白(ゆとり)のある現場… だったりします。

さて…

「壊れてから気づく」では遅い

キャスターの破損は、単なる部品トラブルでは済みません。 荷物が傾く、転倒する、最悪の場合は事故やけがにつながることもあります。 許容荷重の範囲内で使うのが大前提ですが、それでも、どれだけの負荷にどれだけ耐えられるのか、実際に確かめておかなければ、安心して使うことはできません。

これは、少し前にご縁があって製作した、キャスターの耐久試験装置の話です。

専用の治具にキャスターを固定し、専用のドラムの上を走行させながら、意図的に振動を与え、一定の負荷をかけ続ける。 どれくらいの距離、どれくらいの時間で破壊に至るのか、その過程をデータとして記録していく仕組みです。

ボロボロになってしまったキャスター

「設計通りの耐久性」を、実測データで裏付ける

キャスターに限らず、「これくらいなら大丈夫だろう」という感覚に頼った品質判断は、どこかで限界が来ます。

荷重がかかる部品や、繰り返し使われる部品は、感覚だけでは見えない疲労や劣化が、じわじわと蓄積していくからです。

台車のキャスターが外れ、荷崩れしそうになり困る作業員

設計の段階では、どんな部品にも「これくらいの負荷には耐えられるはず」という見込みがあります。 ただ、その見込みが、実際の使用条件でも本当に成立しているのかは、試験をして初めて確かめられることです。

耐久試験装置は、設計通りの耐久性が確保されているかを、実際に負荷と振動を与えながら、数値として得ていく仕組みです。 品質保証の観点でも、事故を未然に防ぐという観点でも、この「数値での裏付け」は大きな意味を持ちます。試験の方法や、装置の詳しい仕組みは、時短設計®研究所の記事でまとめています。

▶ 壊れて分かるでは遅い。キャスターの耐久性を、専用試験機で数値化した話(時短設計®研究所)

もし、御社の製品や部品にも、「経験上は大丈夫だと思うけれど、実際にどこまで耐えられるかを、明確には示せていない」というものがあれば、専用の試験装置という選択肢を、一度検討してみる価値があるかもしれません。

試験の方法、負荷のかけ方、データの取り方は、対象物に合わせてワンオフで設計します。

まずは、どんな部品の、どんな試験を想定しているか、聞かせてください。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます!

まず、話してみませんか?

現場のことで「なんとなくおかしい」
と感じていることがあれば、まず、話してみませんか?

うまくまとまっていなくても大丈夫です。

※ 無理な営業や契約を前提としたご案内は行っていません。

☆ あわせて、読んでみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!