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キャスターの耐久性をどう担保するか?

何気なく使っているキャスター。 重い物とか、置き場所を移動したい時とか、持ち運びたいときとか… キャスターがついているとすごく便利ですよね。 

どれくらいの重さのものを運ぶか? 装着する物への耐荷重はよく吟味して取り付けられているはずなんだろうけど、運んでいる最中に壊れてしまうと、あらたいへん! めちゃくちゃ困りますよね。 

これは、ずいぶん前の事例です。 ご縁があって、創りました。

キャスターの耐久性を試験する。

キャスターって、身近なところでは椅子だったり、机だったり、ベッドだったり、家具だったり、スーツケースだったり、作業現場などでは台車だったり、色んなところで使われてますよね。 移動が楽になるので、便利です。

ボクらが機械を設計するときも、機体の架台には概ねキャスターを装着させます。 現地での搬入とかを考えると、すごく便利なんです。 でも、それがすぐに壊れてしまうようではちょっと問題です。 というか、大問題です!  

キャスターが破損・破壊してしまうことって、場合によっては事故やけがの原因にもなりかねません。

むろん、許容荷重(キャスター1個当たりの耐荷重が決まっています!)の範囲内で使われるということが大前提なのだけど、それでも耐久性の問題は致命的です。 なので、当然、メーカーでは製作時に耐久試験を行うのです。

ということで、その当時縁あって依頼を受けて製作したのが〝キャスター耐久試験装置〟です。

主要なところは、ちょっと見せることができないのだけど・・・。(^_^;)

どんな試験をするか?

さて、キャスターの耐久試験って、どういう試験をするの? 

というと、この装置の場合では、専用治具にキャスターを固定して、一定の負荷を与えるような専用のドラムの上で走行させ、どれくらいで破壊に至るか? を調べるという内容になっていて、試験中のデータが記録できるようになっています。 得られたデータを解析して、次に活かすって感じですね。

これによって、品質が保たれ、安心・安全が確保されるというわけです。 (^^ゞ

ずいぶん前の機体なので、使用している器材も時代を感じさせるのですけど・・・ (^_^;)  今ならタッチパネルとか、最新のセンサーなどを搭載して、更によりよい解析ができるような機体ができますよ。


【後記】
撮った画像の日付をみたら2003年でした。 ふっるーーーいっすね。 笑 ちなみに、ボクがここに戻ってきたのが2000年なので、入社4年目? くらいかな。 ちなみに、その当時の設計はパートナーな設計担当の方に依頼してました。 

できた機体の写真を撮ること… その当時は、背景なんてまったく意識してなかったからなんだか雑だね。 (^_^;)  それにしても、工場の中は今のレイアウトと全然違うんで、なんか歴史を感じるというか、懐かしい気がします。(^^ゞ


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