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失敗から学んだ! ものづくりをしていく上で〝本当に〟大切なコト。

こんにちは、けたろーです。 

ところで、エジソンは色んな名言を残してますよね。

失敗なんかしちゃいない。
うまくいかない方法を七百通り見つけただけだよ。 (By トーマス・エジソン)

うちの場合、『開発型』のスタンスで仕事してるんですが、ほんと、仰るとおり! って感じです。w 

今までにないもの、ないことを形にしていくとき、そこには多くの失敗がでてきます。 でも、やっぱり、そこは捉え方の問題で、『失敗』として捉えるなら、そこで終わり。 けど、エジソンが言うように七百通りの方法を見つけたと思えば、失敗ではなくなりますよね。 経験値や知識を得たということ。

で、ボク自身、家業に就くようになって、ものづくりという仕事をしていく中で思うことがあります。 それは…

ものづくりで大切なことは何か?

ものづくりをしていく上で大切なことってなんだと思いますか?

アイデア力? 技術力?  それとも、ニーズを知ること?

もちろん、それらも大切なことだと思います。 

・・・・ だけど、もっと大切なことがあると思うんです。 

ものづくりって、『誰かのために、何かを生み出す(創り出す)こと。』 でもあると思います。 とするなら、ボクが思うに、ものづくりをしていく上で大切なことは、

〝聴くこと〟〝伝えること〟

なんじゃないかなって思うんです。 

要は、コミュニケーション。 コミュニケーション〝力〟とも言い換えれるかなと。 

もっとも、自分のためだけに、自分の思うままに創る場合には、全く関係のないことなのかもしれません。 

でも、別の見方をすれば、『何をつくりたいか? どういう風にしたいのか?』という〝自分の声(考え)〟を【聴く】ことから始まりますよね? そういう風に捉えれば一緒なのかもしれません。

これは、実際に体験したエピソードです。

教訓: 確認は〝しつこいくらい〟する。

何のために、お客さんと打ち合わせするのか? その時にどういった情報を得るのか? 特に、お客さんの要求・要望を叶えるようなものづくりをする場合には、それを明確にしておく必要があります。

打ち合わせの不備から始まる問題。 というより、互いの齟齬から始まってしまう不幸。

実は、そういう体験を何度かしてきました。  何度かって… たしかに、反省がありませんよね。 (´Д`ι)アセアセ

そういう状況に陥って、お客さんとケンカ(口論)になったこともあります。 (断っておきますが、それほど酷い状態ではないのでご心配なく。) 

仕事柄、設計をしていくために対象となる製品のサンプルを預かることがあるのですけど、その際によくやらかしていたのが、預かったサンプルと実際では異なっているとか、打ち合わせ時の話と実際の現場の状況が違っているとか… 

そういう類の齟齬でした。 その状況に陥ると、こちらとしても合点がいかないので異なっていることを相手に伝えます。 でも、概ね、

そんなこと言ってない!
あの時はちゃんと伝えたぞ!
製品はこの状態になるのが当たり前。

などなど。 時に、『えらい剣幕』で、怒鳴られるように言われることもあったりして。 売り言葉に買い言葉で、口論になってしまう場合があったりするのです。(子どもですよね・・ 反省) 

振り返ってみれば、ボクが経験しきたことは、

 こちらは、こちらの解釈で確認している… つもり。
 相手は、相手の解釈で返答している… つもり。

互いに〝つもり〟だから、伝えているように見えて、本当の真意は伝わってないということです。 一番印象に残っているエピソードがあります。 それは、

自分の〝普通〟は、相手の〝普通〟ではないことを痛感。

ある案件で、お客様からサンプルを預かったときの話しです。 

その時も普段と同じように〝サンプル〟をお預かりして、その〝サンブル〟を眺めながら機体を構想して、設計して、機械を創ったのです。 が、機械ができて、いざ試運転! のときに大きな問題が起きました。

試運転用にと送られてきたものは〝サンプル〟で預かったのとは明らかに 全く違うもの だったのです。

預かっていた〝サンプル〟は、変形もしていなくて、当然、歪もなく、≪すごくきれいな形≫ だったのですけど、試運転用にと送られてきたそれは、サンプル品とは微妙に寸法が違っていて、形が歪んでいたのです。 形が違う旨を先方に確認すると、

それは、その形で当たり前ですやん。
どんな形でも流れるんとちゃいまんのか?
それを設計するのがあんたらの仕事ですやろ?
100%流してもらわんと困りますがな!

などという言葉が返ってきました。 少し、不機嫌なぶすっとした様な感じだったのを覚えています。

少なくとも、設計に携われてる賢明な皆さんならわかりますよね? サンプルと実物が違うとなれば、設計に対する前提条件がが全く異なってくるのです。 なのでボクは、

話が違うじゃないですか! 
こんなのがあるとは全く聞いてないです! 
それに、機械は万能ではないんですよ。

機械に100%を求めるなら、資材も100%な状態にしてください! 
何でもかんでも流れるわけない!

と、反論したのです。 

機械を創っていく上では至極当然で大事なポイントだと思っていることだし、こと、機械に100%の動作を求めてくるのはナンセンスだぜ! っていうのも気持ちもあって… そうなると、水掛け論。 ちょっとした口論になりました。(汗) 

腹が立ったのは、〝全部、機械側でなんとかせー!!〟 と言われたことです。 「それはないやろ…」って思いました。 ボクの理屈はこうです。

例えば、料理をつくる機械を考えてみた時… どんなに万能な機械でも、根本の食材が傷んでいたり、そもそも、食材自体が不味ければ、美味く作るなんて到底無理な話し。 ・・・ということです。

機械ってそういうものだから、使う側にも何かしら工夫とか策といった「譲歩」すべきことがあるんじゃないのか? と。

しかし、振り返ってみたら、互いの齟齬以外のなにものでもないのにね。 ほんと、子どもじみた言い争いだったことに猛省してます。

扱っている商品はもちろん、作業の仕方とか、業種・業態が違うとか、会社や工場では全く作法とか様式、方式などが変ってくるのです。 仕事への考え方ももちろん違います。

その場所に〝どっぷり〟浸かっている人たちにとっては、そこでのそのやり方なり、考え方が普通であって、いわば、【常識】。 けど、外から見れば、そこにはまた別の見え方があって、もちろん、その外の世界にも〝普通〟があります。

相手が思っている〝普通〟な状態と、こちらが思っている〝普通〟な状態。 予め、その辺のすり合わせをしないと、のちのち、問題が起きてしまうという典型でした。

≪オープンマインド≫ であることが大切。

あと・・・ もうひとつの教訓があって… それは預かるサンプルについてです。 

お客さんの 『きれいな製品・商品を魅せたい』 とか、 『NG品は見せたくない』などという心理も絡んでくるんでしょうか・・・ 概ね、サンプルには〝きれいなもの〟が出される率が高いんです。 

この時からそれも教訓になりました。 なので、それ以降、サンプルを預かるときには徹底して、

本番として使ってるもの、良品でも出来が悪い物

をお願いしてます。 なぜ、〝良品でも出来が悪いもの〟をお願いするか? というと、きれいな良品ばかりを想定して機械を設計してしまうと、それより少しでも「ハネた」ものが混入した時、機械設計上の〝想定外〟になりやすいのです。 実際の作業現場では、型の良いものばかりが流れるということもないですもんね。 微妙なラインなのは必ずあります。

しかし、問題になるのは、まだ〝本番製品〟ができてない場合なんです。 経験上、試作品の状態と本番製品では異なる率が高いのです。 

試作品は丁寧に作りこまれているのだけど、いざ、本番になると、概ね、ちょっと〝甘め〟な感じになるんです。 ときに、その〝甘め〟な加減が、設計の想定外となってしまうんです。

思い込みを捨てる。

打ち合わせで大事なことは、

(いちいち言わなくても) わかってくれているはずだよね。 とか、
(これが〝普通〟だから) 相手も当然、理解してるよね。 とか。

そういう〝思い込み〟を捨てるということです。

「わかってくれてるはず」などという感覚は、相手にきちんと確認を取っているわけではないので、こちら側の〝勝手な〟思い込みである可能性が高いのです。 

お互いに〝わかっている〟もしくは、〝わかってくれている〟 もの として話をしてしまうことこそが、そもそもの問題の始まりだと思えるのです。 結局のところ、依頼内容についての内情を「包み隠さず」話し合えるという環境が大事かなって思います。 

聴くこと・伝えること

過去の反省を交えて、最近は、〝聴くこと〟〝伝えること〟を心がけるようにしています。

こと、相手が初対面であるとか、自分とは少し違う業界の方であるとするなら、〝相手は知らない〟ということを前提で話をするのがベストですよね。 むろん、聴く側の立場であるときも同様、自分の思い込みを捨てて、フラットな姿勢で聴く ことも大事です。 

フラットな姿勢とは、〝最後まで相手の話しを聴いてみる〟ということです。 たとえ、反対意見が生まれたとしても、話しの途中で割り込ますのではなく、相手の話しを真摯にきくというのが大切だと思うのです。

当然のことながら、聴くとき、伝える時は、ブスっとしない。 

そういったことをベースに対話をしたとするなら、〝この情報は、相手が知らないかもしれないしれないので丁寧にお伝えしよう。〟とか、〝自分ではこう思うのだけど、違う方法や解釈もあるんだね。〟 という意識が働くはずです。

また、仮に、相手が同じ業界の人間であるにしても、 「相手はたぶん知らないかもしれんない」 と思って、きちんと説明しながら伝えていくことがとても重要になってくるのだと思います。 相手がその情報を知っていたら知っていたで、再確認にもつながります。 

要は、自分の思い込みを捨てて、お互いに真摯に伝え合う。 お互いに真摯に聴く。 その上で、わからないことは、わからないという。 できないことはできないという。 できないのなら、どうすればできるかを話し合う。 それがオープンマインドだと思うのです。 そうすることで、もっとよりよいものができるはずだと思っています。

過去の経験から得たことはそんな感じのことです。


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