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「設計」について思う。

『設計』って聞いたとき、皆さんはそれに対してどんなイメージを持たれますか?


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さて、今日の話題は。。

『設計』の仕事。

初対面の人から、

どんな仕事をされてるんですか?

って聞かれると、ボクは、

機械の設計をしてます。

と答えます。 それに加えて、

依頼があった内容の事がらの機械を
自分で考えて、設計して、それを創るような仕事です。

とも。

機械を普段から使っていたり、身近にみたことのある方なら、〝機械を設計してます〟っていう仕事について、すぐにピンと来てもらえるのだけど、そうでない場合は、あまり理解してもらえない印象が強いです。 まぁ、当たり前なんですけどね。 

でも、〝設計〟というワードには、皆少なからず理解はあるようで、だいたいは「すごいですね!」なんて言葉で返されることが多いです。笑

しかし… 設計っていう仕事の内容の〝どの程度〟まで理解してもらえているのか? その辺りについては、すごく疑問を覚えるのです。 普段から機械を見慣れていて、触っている人でさえ、設計という仕事を〝漠然とした〟内容で捉えられている場合が多いような気がしてます。

設計することとは…

多くの方が、設計=図面描き みたいな捉え方をされている感を受けます。 こちらも、設計ということへの説明がめんどくさかったりするので、『図面描いてます』なんてことで返したりもするんですけども…

しかし、もし、設計=図面描き というそんな風な解釈をされているのであれば、それは合っているようで少し違っています。 少しというか、かなり。(^_^;) 

なんでか? 

図面を描くということが、設計の本質ではないからです。 図面を描くことは単なるひとつのプロセスであって、言い換えると〝設計〟してきたことに対する「アウトプット」です。

では・・・ まずどこから設計の仕事が始まるのか? というと、ボクがやってる機械に関して言えば、クライエント(依頼主さん)から相談を受けた時点から、それは始まっているんです。

もう少し具体的に言うと、例えば、クライエントさんから、「こんな感じのものが欲しいんです。」っていう依頼があったとして、〝こんな感じのもの〟を頭の中でイメージするところから〝設計〟は始まっているんです。 要は、

どういう形にするか? どういう構成でするか? どういう器材を使おうか? どういう動きにするか? 

などなど… そんなもろもろを考えていく。 これがつまり、設計するということなんです。 むろん、設計していく過程には、計算することも出てきます。 強度計算とか、タクト(能力)の計算とか、重さに対する計算とか、大きさに関することとかね。 

で、それらをまとめて、〝可視化〟していく作業が〝図面を描く〟という作業というわけです。

設計費って、なんでこんなに!?

時折、設計することが〝タダ〟みたいなノリで言われることがありますけど、 「たかが、設計。されど、設計」 です。 

「設計」がスタートすると、四六時中、そこに対してフォーカスしていくわけです。 それこそ、トイレの中でも、風呂に入っている時でも、寝る直前でも、起きた直後でも、飯の最中でも… その頂いた〝課題(テーマ)〟を実現すべく、ず~っと考えているわけです。

もっとも、その部分って目では見えないし、まだ「成果物」として成り立っていないので、『お金が掛かっていない』ようなイメージを持たれるのかもしれませんよね。

けど、実際に形にしていく前のプロセスって、物理的に形をつくりだすよりも、もっとずっと大事なのだと思っています。 なので、タダにしてほしいのであれば、そちらから設計図面をくれ! といいたいわけです。

それは、構想図面に対しても同じです。 詳しく関連記事をご覧いただきたいのですのですけど、うちは、ある時から、見積もり書に「ご成約前の図面の提出は費用が発生します」という文言をいれるようになりました。 

お陰様で… 

正直なところ、うちとしても以前までは、「設計費」としての捉え方があいまいだったのは否めないです。 なんでか? というと、見積もり金額に関する〝恐れ〟からです。 

機械の製作代に、項目として設計費を別途プラスすると、当然、額面もその分アップします。 そこに怖さがあって、金額的に提示できなかった… という経緯があります。 また、操業当初の親父には、『設計費を頂く』という習慣がなく、全部合算で機械代を算出していました。 ぶっちゃけて言うと、案件に対する利益についても同様、別枠で考えるという頭がなかったというのがホンネなところです。 苦笑 

その当時は、設計は外注でした。 外注先からは当然、設計費を請求されるのですが、そこに少しのマージンをのせて見積もりを出すという感じ。 通ればOK。 けど、決まるかどうかもわからない見積もりでさえ、構想図を描いてもらって添付して提出していたので、その費用分は当然持ちだしになっていました。

ボク自身が図面を描くようになってからも、それはしばらく続いていて、ちょうど、リーマンショックがあったころ位でしょうか・・・ 案件があって、アイデアを出して構想図を描いて、見積もりを出すも決まらず… けど、その構想図だけがよそに出回っていてるような噂が聞こえ初めて…

これって、描くだけ、損してんじゃね?

なんていうことがわかって、現在に至ってます。

有償になることを徹底してお伝えしてきた結果、お陰様で最近は依頼のある先方から、『設計代は?』って、聴いてくださるようになりました。 ホント、ありがたい話です。

設計者にも敬意を。

設計をしているという仕事柄なのか、ボクは普段から〝物〟を見てしまうクセがあります。 見るというか、観察するということの方がピッタリかな。 その物の構造とか、動きがあるものなら動作の仕方とか仕組みとか、もろもろ。

で、見ていて時に思うんです。 

これを考えた人、すごい!

って。 こと、それを一番最初に考えた人のことを思うと、リスペクトでしかないんですよね。 

概ね、人は、〝できたもの〟を当たり前のように使って、また、その〝できたもの〟に対して、あーだこーだと愚痴をこぼしたり、批評などを簡単に言ったりする。 

けど、どんなものであれ、それを最初に考え、産み出すっていう行為は、もっとも神聖なことなんだと思うんです。 

だからこそ、まずはそこに対して、敬意を払う。 それが大事なんだと思います。 その上で、そこに意見があるのであれば〝愚痴〟ではなく、ちゃんとした意見やアイデアで返す。 それが礼儀なのかなって。


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